昔と違って様々な種類が揃うようになったランドセル。
その価格もピンきりです。
なるべくならば予算は低く見積もりたいものの妥当なランドセルを買っておかないと、考えたくはありませんが子供が周りからバカにされる可能性もあります。
この記事ではこれからランドセルを購入する方に向けて、いくらくらいが妥当な金額なのか、金額による差はどのようなものがあるのかを解説します。
もくじ
ランドセルの値段の相場はいくらくらい?
はじめにお伝えしておきたいのが、今のランドセルは値段に見た目現れるものではありません。
私が調べた中だと1万円代のランドセルもありましたが、見た目は「1万円なの?」と思うようなランドセルでした。
キャラクターなどともコラボをしており本当に1万円の見た目ではありませんでした。
私たちの子供の頃は安かろう悪かろうでしたが今は全く違います。
予算の平均は53600円

http://www.randoseru.gr.jp/graph/より
ランドセル工業会のアンケートによるとランドセルの予算の平均は「56300円」となっています。
元も多い予算帯としては40000円〜65000円ほどとなっており、この辺りの価格帯のランドセルを買っておけば平均的なランドセルの値段となりますね。
商品決定の理由ランキングに値段は入らない

http://www.randoseru.gr.jp/graph/より
ではランドセルを購入した理由に値段は含まれるのでしょうか?
結果として、値段は含まれませんでした。
私が親なら値段で購入を決めてもちょっと恥ずかしくてアンケートで書きにくいかも・・・
値段で購入したとアンケートで答えにくいかもしれませんが、1500人にもアンケートをしていることから値段で購入したと答えた方もいらっしゃるはず。
それが現れなかったということはみなさんあまり、値段は意識して購入していないと言えます。
購入した理由も、「子供の好きな色だった」や「デザインがよかった」「フィット感があり、背負いやすそうだった」など子供のことを第一に考えた理由が多かったです。
ランドセルの値段の理由【やっぱり高いものは良いの?】
ではなぜランドセル価格にはこれほど差が生まれるのでしょうか?
確かに高いランドセルの方がものがいいことは事実です。ただ、値段が高くなる理由を知って納得してランドセルを買うことができますね。
値段がかかる理由としては
- ランドセルの素材
- 6年間保証があるかないか
- 誰が作っているか
- 有名百貨店やブランド品などの希少価値
があります。
ランドセルの素材
ランドセルには主に
- クラリーノ(人工皮革)
- 牛革
- コードバン
の3種類の素材があり、その素材が値段の多くを左右しています。
ただ、今は技術が進歩しており一目ではどの素材を使っているのかわかりません。
<クラリーノ(人工皮革)>
人工で作られた革です。素材自体が軽く、人工で作られているのでカラーバリエーションがとても豊富です。
価格もお得で1万円〜4万円代が多くを占めます。
良いことばかりのように聞こえますが、少し丈夫さは劣ります。
<牛革>
牛の革です。素材の重さ、丈夫さを兼ね揃え、色のバリエーションもクラリーノほどではないものの種類を揃えています。
価格帯は3万円〜10万円ほどと牛革の質によっても左右されますがほぼ平均的なランドセルは牛革で作られています。
<コードバン>
馬のお尻の革を使用した、希少価値の高い素材です。大人が使う高級ビジネスバックもこの素材で作られていますね。
丈夫で多少の傷ならすぐに目立たなくなり、使えば使うほど味がでます。コードバンを知っている方が見ると「おっ!」と思う素材です。
素材が少し重く、コードバンの素材自体の色を使うためカラーバリエーションは少ないもののそれをカバーするほどの高級感があります。
http://www.randoseru.gr.jp/graph/より
ちなみに使用している素材は近年ランドセルを選ぶ流行から「ランドセルの色」が豊富なクラリーノを選ぶ方が増えています。
また、近年、ランドセルの素材を組み合わせて軽量化や価格がお得でも高級感が出るようになっており、
被せ部分→コードバン
肩紐→クラリーノ
といった具合に部位によって素材が変わることもあります。
6年間保証があるかないか
ランドセルは買って終わりだけではなく、6年間しっかりと使うことができるよう「6年間修理」の保証が組み込まれている場合があります。
6年間でその保証を使用するかしないかはわからないものの、ランドセルの価格に少しだけ保証料が組み込まれている場合があります。
保証がないランドセルは価格が少しお得なものの、もしお子さんがやんちゃでランドセルを壊してしまった場合に高い修理代を払わなくてはいけなくなる可能性があります。
手縫いか機械どちらで作られているか
ランドセルを作る方法は大きく2種類あり
- 手縫い
- 工場
と2種類の作り方があります。もちろん手縫いの方が人件費がかかることから値段は高くなりますね。
機械で制作をした方が値段はお得になりますがほつれなどが起こる可能性もあります。
今では、ある程度機械で制作してから、「人の手で仕上げ+チェック」というブランドが多いので、どこまで人の手がかかっているのかが値段を左右する大きなポイントになります。
有名ブランドコラボ品・限定品などの希少価値
ランドセルブランドは自社独自のランドセルの他に、有名ファッションブランドや他の企業とコラボをしてランドセルを販売している場合があります。
やはりどこかのブランドとコラボをしていた方が値段は高くなりがち。ただその分希少価値やデザインの面では他の子と差をつけることのできるポイントにもなります。
またブランドによってはその年の限定品などを販売している場合があり、その場合も希少価値が高くなりん値段も少し高くなる傾向にあります。
ランドセルの購入予算別おすすめブランド
では、どのランドセルがどのくらいの価格帯なのでしょうか?
〜3万円
価格的にはお得なのですが、見た目では全くわからないブランドが多いのもポイント。
いわゆる「コスパが良い」ブランドです。
- イオンランドセル
- ふわりぃ
イオンランドセル

公式サイト:イオンランドセル
イオンランドセルはみなさんご存知イオンのランドセルです。
価格は3万円ほどとお得に購入することができ、セミオーダーができるなどこだわり派にも対応しています。
ランドセルの修理も全国のイオンで受けつけてくれるので保証も安心です。
関連記事:イオンのランドセルの口コミ評判【豊富なラインナップ!】
ふわりぃ

公式サイト:ふわりい
子供の肩にしっかりと合うように「ふわりんこショルダー」「ぴったんこラクティ」など背負いやすさにこだわり、子供に最適なフィット感を与えるランドセルです。
価格帯もお得なランドセルが多いことがポイント。
また、使い終わったランドセルをミニチュアに加工してくれるサービスも行なっており使い終わった後のことまで考えられています。
関連記事:ふわりぃのランドセル口コミ・評判|軽く、かろやかに小学校へ!
3〜5万円
この辺りは人気の価格帯になり有名ブランドもこの辺りの価格帯が多くなります。
- フィットちゃん
- てんしのはね
- カザマカバン
フィットちゃん

公式サイト:フィットちゃん
ランドセル業界でも一二を争う人気ブランドです。CMでもいたくさん放送されており、知名度でもNo.1のブランドです。
価格はお得なランドセルだと3万円代〜あり高級感もあることがポイント。
カラーバリエーションも豊富なので子どもの意見を存分に取り入れることもできます。
また、価格は少し高くなりますが、オーダーメイドにも対応しており、こだわり派の方にもしっかりと対応しています。
関連記事:フィットちゃんのランドセル口コミ・評判|「安ピカッ」で登下校の安心度を上げよう!
天使のはね

公式サイト:天使のはね
ランドセルの名前の由来にもなっている「天使のはね」と呼ばれる白い樹脂が両肩の付け根に付いており圧倒的に他のランドセルよりも背負いやすくなっています。
「3Dベルト」、「せみね」6年間の成長に合わせて背負いやすさが続くのも大きな特徴です。
プーマとコラボしており、サッカー好きな子どもは見逃すことができません。
関連記事:セイバン天使のはねのランドセル口コミ・評判|なんと言っても天使の羽!
カザマカバン

公式サイト:カザマランドセル
カザマランドセルは、奈良の老舗として有名なメーカーで今年で創業61年となります。
関東ではあまり知名度がありませんが、関西の方なら知らない人がいないほど人気のランドセルです。
この価格帯ながらも職人が丹精込めて手作りでランドセルを作ってくれます。
関連記事:カザマランドセルの口コミ・評判|子どもの心にぐっと刺さるデザイン揃い
5~7万円
このあたりの価格から少し高級志向と呼ばれる価格帯になってきます。
- 池田カバン
- HAKURA
- 鞄工房フジタ
池田カバン

公式サイト:池田屋ランドセル
ランドセルで「こだわり」と言えば池田カバン。ランドセル業界の老舗メーカーで創業70年を迎えました。
種類の多さはもちろんのこと細かいところまで職人が作っており、こだわって魅力的なランドセルが多いことが特徴。
オーダーメイドにも柔軟に対応しており、夢をたくさん詰め込んだ世界に一つだけのランドセルを作ることができます。
関連記事:池田屋のランドセル口コミ・評判|シンプルながらも高品質でこだわりの逸品
HAKURA

公式サイト:HAKURA
鞄の街、豊岡市のランドセルブランドでその高級感から大人も羨ましがるほど高級感があるランドセルです。
耐久性が高くクラシックなスタイルが人気で、独自の製法で牛革ながらもカラーバリエーションが豊富なので、高級感と子供の意見の両立をすることができます。
関連記事:羽倉のランドセルの口コミ・評判|職人技が光る鋲なしのかぶせ
鞄のフジタ

公式サイト:カバンのフジタ
背負いやすさと高級感が両立できているブランドです。
鞄のヘリをカットしてコンパクトながらも大容量でランドセルも軽く子供は安心。
丈夫さも意識して設計されているため6年感しっかりと使うことができます。
関連記事:カバンのフジタのランドセルの口コミ・評判【手づくりでこだわりの一品】
7万円~
ここからは高級と呼ばれる価格帯です。大人のこだわりも子供のこだわりも両方詰め込むことができます。
- 鞄工房山本
- 萬勇鞄
鞄工房山本

公式サイト:鞄工房山本
高級ランドセルと言えば「鞄工房山本」。革職人が一つ一つ手作りで手がけています。
コードバンのランドセルが特に人気で他のランドセルを寄せ付けないほどの高級感があります。
大人の高級鞄も手がけており、ビジネスバッグも人気。
高級ブランドなのですが、高い値段ばかりのランドセルばかりではないのもポイントです。
関連記事:鞄工房山本のランドセル口コミ・評判|デザイン豊富でこだわり派も◎
萬勇鞄

公式サイト:萬勇鞄
カラーバリエーションが豊富で子供からも人気のランドセルブランドです。
刺繍が特にこだわっており細かいデザインまで職人のこだわりが詰まっています。
コードバン素材も販売しており他の子どもとは違うランドセルを使いたい場合はぜひ。
関連記事:萬勇鞄ランドセルの口コミ・評判【手縫い・手作りにこだわり】
ランドセルの値段でいじめられるって本当?
おそらく、ここが一番心配なポイントなのでしょうが、ランドセルの値段でいじめられることはあるのでしょうか?
そんなことありません。
ランドセルの値段によっていじめが起こるなんて考えられません。
まず、一言に「〇〇のランドセル」と言っても価格帯に相当な開きがあります。いくら価格帯がお得なランドセルとはいえ、オーダーメードやカスタマイズをすれば価格はいくらでも高くなります。
また、その逆もあり、値段が高いランドセルブランドでもカスタマイズをほぼ無くし付属品も無くせばお得な値段で購入することができます。
ランドセル販売員か私くらいランドセルを調べあげないとわからないですよ・・・
「よそはよそ、うちはうち」
どうしても気になる場合はママ友に探りを入れてみてもよいですね。
ランドセル購入予算まとめ
いくらのランドセルを買ってあげたかはただの大人の自己満足にすぎません。
それよりもこだわってあげたいのは
「子どもが6年間納得して使ってくれるランドセルを買うこと」
いくらいいものを買い与えても子供は納得して使ってくれませんし、大切に使ってくれません。
商品決定の理由に「値段」が含まれていないことからもみなさんそこまで値段を重視していないことは明らかです。
まずは使う子供の意見を第一に考えてランドセルを買ってあげましょう。
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