子どもが私立を受験するんだけどランドセルはどうすればいい?
お受験をする場合はランドセルが学校指定の場合が多いため、合格発表前にランドセルを買うと無駄になってしまうことがあります。
ですが、もしも子どもが受験に失敗してしまったら、入学式までにランドセルを買う必要が出てきます。
「受験が終わってからだとランドセルは売り切れているかも…」と不安になっても、受験することを内緒にしたい場合も多く、周りに相談しにくいですよね。
私立小学校の指定ランドセル事情
私立の小学校のランドセル事情はどのようになっているのでしょうか?
大体の小学校で学校指定のランドセルを採用しています。
ですが、中にはランドセル自体を廃止にして授業に必要なものは学校に置いておく「置き勉」方式を採用している学校もあります。
大体の私立小学校のランドセルは指定
大体の私立小学校のランドセルは指定となっている学校が多いです。
- 学習院初等科
- 慶應義塾横浜初等部
- 東洋英和女学院小学部
- 桐朋学園小学校
- 成蹊小学校
などなど、関東圏でも数々の有名校が指定ランドセルを採用しています。
理由は様々あるものの、「〇〇小学校」の生徒としての自覚をもたせるためや、統一感を出すために採用されています。
校章、エンブレムが入っている、色は地味(黒、茶色)
私立小学校の指定ランドセルには、「校章・エンブレム」が入っています。
この校章・エンブレムがかっこいいからと私立を目指すお子さんもいらっしゃいますよね。
色は、
- 黒
- 茶色
などシンプルで地味目な色合いとなっています。
デザインも、校章やエンブレムが入っている以外は至極シンプルなものが多いです。
ただ、その「シンプルな見た目+校章」のデザインが憧れの的になります。
シンプルでありながら品質にこだわって作られており、値段は10万円ほどする学校が多く、一般的な市販ランドセルの相場より高くなっています。
私立小学校のランドセルに憧れるお子さんもいるかもしれませんが、残念ながら入学したお子さんしか購入できません。
<学習院初等科>
https://story.nakagawa-masashichi.jp/87531より
学習院初等科は、実はランドセルの起源を明治時代に作った学校です。
「学校指定のカバン」として採用したことが始まり。
大峽製鞄が特注したランドセルです。
<慶應義塾横浜初等部>
http://www.yokohama-e.keio.ac.jp/schoollife/uniform.htmlより
慶應義塾横浜初等部では、ランドセルではなく通学カバンを採用しています。
<東洋英和女学院小学部>
https://www.toyoeiwa.ac.jp/shogaku/blog/2016/03/より
東洋英和女学院小学部のランドセルは、シックな色合い。
<桐朋学園小学校>
http://tohogakuen-e.ed.jp/blog/3125.htmlより
桐朋学園小学校のランドセルは、黒色で統一されています。
<成蹊小学校>
https://elementary.seikei.ac.jp/schoollife/tabid/96/Default.aspxより
成蹊小学校のランドセルは、黒色で統一されています。
ランドセルの中にICタグを入れることができるようになっており、家庭に登下校の通知連絡がきます。
私立小学校を受験する場合ランドセルはいつ買うの?
私立小学校では、ランドセルが学校指定になっている場合が多いことがわかりました。
では、私立小学校を受験する場合はいつランドセルを買えばいいのでしょうか?
私立の小学校に合格すれば、合格発表後に購入すれば良いので問題ありませんが、もしも落ちてしまった場合はランドセルを買わなくてはいけません。
残念ながら、私立小学校の入学を目指す場合は普通のラン活はできません。
公立校に入学する方の場合、ランドセルの購入時期は年々早まっています。
早い方だと年中の秋頃にラン活を開始し、遅くても年長の夏頃までにはランドセルを購入する方がほとんど。
関連記事:ラン活はいつから始めればいいの?【ランドセルの適切な購入検討時期とは?】
一方で、私立小学校の入学試験は年長の9月〜12月。
入学試験の後に合格発表が行われるため、「不合格で市販のランドセルが必要になった」と分かってから入学式までに時間はあまりありません。
人気のランドセルは売り切れるのが早く、年長の12月頃になると人気のランドセルはほぼなくなっているのが現状です。
私立小学校の補欠が回り切るのが1月末【ここでランドセルを買う人が多い】
もし私立小学校の受験に落ちてしまっても、補欠枠が出てきます。
というのも、私立小学校に合格しても「国立小学校」を希望している場合は、国立学校に合格したお子さんが私立の入学を断るため枠が空けられます。
国立小学校の合格発表は、年長の1月ごろ。
その後には、補欠の合格発表もあります。
念のため買っておく人もいる
私立受験に失敗した場合のことも考えて、念のため事前にランドセルを購入しておく方もいらっしゃいます。
- お友達がランドセルを買った話を聞き、子どもがランドセルを欲しがった
- 落ちた場合も想定して、子どもには好きなランドセルを使って欲しい
という考えで購入するようです。
私立小学校に合格した場合、事前購入したランドセルは売却も可能なので金銭的な負担も実は多くありません。
フリマサイトなどを使えば、不要になった未使用のランドセルを簡単に販売できますよ。
人気が高いブランドや人気カラーのランドセルであれば需要も高いでしょう。
人気のランドセルを買ってあげたい場合はオークションもあり
「私立小学校に落ちてランドセルが必要になった。
子どもには人気のランドセルを使ってほしいけど売っていない…」
そんな時は、オークションサイトやフリマサイトなどセカンドユースのサイトを見てみましょう。
実は1月ごろになると、「新品orほぼ新品」のランドセルがたくさん出品されるんです。
これは、上でご紹介した「念のためにランドセルを買った方が私立小学校に無事合格して使わなくなったので売りに出している」ため。
みてみると最新モデルや人気モデルが通常価格よりも安く販売されていることがあります。
ただ、この場合はランドセルの保証面にご注意ください。
公式店舗での購入履歴がなくて保証書もないと、故障や不備が生じた場合に修理や取替が難しいケースがあります。
年長の1月からでも購入できるランドセルブランド
年長の1月からでも公式店舗から新品を購入できるランドセルブランドもあります。
好みのカラーやデザインが残っているかは運次第にはなりますが、公式店舗から買うので保証面もしっかりしていて安心。
フットちゃんやセイバン、ふわりぃなど大手ランドセルメーカーは生産数が多く在庫豊富なため、比較的たくさんの選択肢から選べますよ。
毎年冬頃に型落ち品やアウトレット品も販売しているので、お得に買える可能性もあります。
人気工房系ブランドの鞄工房山本や羽倉(HAKURA)でも、運が良ければ在庫が残っていることも。
年長の1月からでも購入しやすいランドセルブランドを5つ紹介するので、ランドセルを急いで購入する必要が出てきた時には、焦らずにまずは公式サイトをチェックしてくださいね。
<①フィットちゃん|製造販売本数No.1>
<②セイバン|背負い心地に優れたランドセル>
<③鞄工房山本|丈夫でお洒落>
<④羽倉(HAKURA)|本革の美しさが魅力>
<⑤ふわりぃ>
年長の1月過ぎのランドセル購入で注意すること
年長の1月を過ぎる頃には、入学式を間近に控えた年長さん向けではなく、年中さん向けのランドセル販売が始まっています。
年中さん向けに販売されているランドセルを誤って購入すると、入学式までに手元に届かないことがあるので要注意。
ギリギリでランドセルを購入する場合、
- ランドセルの発送&到着はいつか
- 入学式に間に合うか
を必ず確認してくださいね。
私立小学校のラン活は我慢が必要
私立小学校を受験する場合のラン活には、少し我慢が必要です。
「お受験成功するといいな。落ちたらどうしよう」
と不安はつきまといますが、合格発表の後でもランドセルの準備はなんとかなります。
最新モデルがフリマサイトなどで安く販売されていることもありますし、年長の1月過ぎでもランドセルブランド公式店舗から新品を購入できます。
心配な場合は、念のため事前にランドセルを購入しておいてもよいかもしれません。
また、各メーカーがアウトレットを開催しているので諦めないでチェックしてみてください。
ランドセルのアウトレット(型落ち)のおすすめを調べました【いつから始まるのかも解説】
こちらのページでは私のラン活失敗談を元におすすめのランドセルを紹介しているので合わせてチェックしてくださいね!