ランドセルは子どもが6年間使うもの。安い買い物ではないですしので失敗したくないですよね。
ですが、ランドセルを見れば見るほどどれにしようか迷ってしまいます。
種類もたくさんありますし、ただ
「子供がこれが良いって言ったから」
というだけで選ぶのは無責任すぎますよね。
今回はランドセルを3回買った私がランドセルの選び方についてご紹介します。
どうやってランドセルを選ぶ?
一生に一度しか買わないであろうランドセル。どうやって選べばよいのでしょうか?
結論はただ一つ
「子供が6年間納得して使ってもらうこと」
です。
親が無理やり押し付けて使わせても、いざ使う子供が納得していなければ意味はありません。
逆を言えば子供が6年間納得してくれれればどんなランドセルでも良いんです。
ただ、子供は見た目でしか判断をしません。そこで親がランドセルのスペックをみて判断していきおましょう。
選ぶポイントとしては
- 子供がチェックするポイント
- 親がチェックするポイント
- 子と親がチェックするポイント
の3つに分けて選びましょう。
では以下で詳しくご説明していきます。
子供がランドセルを選ぶポイント
まずは子供の意見が第一です。子供が納得して使ってくれなくては意味がありませんよね。
子供が選ぶポイントは見た目を重視してあげた方が良いです。
子供に重さや、価格などを言ってもわからないですから。
- 色
- デザイン(形)
- 装飾(刺繍・反射鋲など)
このポイントは子供の意見にまかせて選んでもらいましょう。
ポイントは全て子供に任せること。私達の時代のランドセルの常識は今は非常識です。。。
色
見た目をみる上で色は大事なポイント。子供が話していても
「〇〇ちゃんのランドセルは〇〇色なんだよー」
と色がはじめにきます。
私たちが子供の頃は
男の子→黒
女の子→赤
が一般的でしたが今は様々な色があり、男の子が赤色を背をっていても女の子が黒色のランドセルを背負っていても何ら問題はありません。
http://www.randoseru.gr.jp/graph/より
ちなみに人気の色はこのようになっており、
男の子は黒
女の子は赤
と私達の頃と同じようになっています。
ただ今は、
池田屋ランドセルより
このようにステッチ(縫い糸)でも色をつけることができるランドセルが多くなっています。
6年間使うとこになると子供も色のこだわりが変わってきたりします。そのためあまりにも派手すぎる色を選んでしまうと、子供が大きくなったら飽きてしまうこともあります。
子供は小さい時のことは覚えていません・・・
そのことを考えてステッチの色で調節してあげるのも良いですね。
ランドセルのデザイン(形)
デザインも子供が見て
「可愛い」「かっこいい」→このランドセルがいい
となる大きなポイントになります。
実は同じように見えるランドセルは2つ種類があり
<キューブ型>
池田屋ランドセルより
<半かぶせ型>
池田屋ランドセルより
の2種類があります。被さる部分が完璧にかぶさっているかいないかの違いにはなりますが、子供からすると大きな違いなのでチェックしておきましょう。
装飾(刺繍・反射鋲など)
細かい部分ですが昔とは違い今のランドセルは細かい部分の装飾も拘って作られています。
男の子であれば
天使のはねより
剣や盾、王冠など
女の子であれば、
天使のはねより
お花やハート、リボン、ティアラなどですね。
この部分は小さいところなのですが、子供のこだわりポイントでもあるのでしっかりと選ばせてあげましょう。
親がランドセルを選ぶポイント
子供が見た目を選ぶならば親は、スペック面を選びましょう。
子供の感覚だけで選んでしまうと、背負いにくくこともが苦労することになります。
親の方がチェックするポイントはたくさんあるので頑張って見ていきましょう。
- 素材
- 収納力
- 軽さ
- 6年間保証
- 価格
- 販売開始時期
素材
素材はランドセルの高級感、丈夫さ、値段に大きく関わってきます。
今は技術の進歩で一眼でどの素材が高級感があるなどはわかりづらくなってはいますが。値段などに大きく関わってきます。
また、複数の素材を合わせて作られているランドセルもありますね。
<牛革>
ランドセルの最もポピュラーな素材です。値段も中堅どころの値段が多く、軽さ、丈夫さ共にバランスが取れている素材です。
色味も技術の進歩で種類を選ぶことができるようになっており。まさに一般的な素材です。
<クラリーノ(人工皮革)>
人工的に作られた皮革で値段が安いことに特徴があります。また、人工的に作られているので自然の革には出すことのできないような派手な色も出すことが可能。
軽さもあって良いのですが、天然の革に比べて丈夫さの面で劣ります。
<コードバン>
馬のお尻の革を使ったランドセルの素材の中では最も高級な素材になります。見た目から高級感があふれ、軽い傷がついても目立たずにいい味になってくれます。丈夫さや高級感ではNo.1です。
ただ、他の素材に比べて重く背負いづらいことが欠点、また、天然の革なので色にも制限があります。
また一番大きな欠点は値段。10万円を越すランドセルがほとんどです。
収納力
ランドセルの大きさはA4フラットファイル対応とA4クリアファイル対応があり、それが大きさの基準になっています、
<A4クリアファイル>
22センチ、シートが2枚重なっているクリアファイルです。
<A4フラットファイル>
穴あけパンチでパンチをした書類を挟むことができるファイル
たかが1センチの違いなのですが実はこの1センチの違いが大きく、容量に大きな違いがでます。
幸いなことに今のランドセルはほぼすべて「A4フラットファイル(大きい方)」なので良いのですが、稀に格安ランドセルなどは
「A4クリアサイズ(小さい方)」なので気をつけましょう。
軽さ
子供に背負わせて確認することは大切ですが、初めて背負うランドセルですし重さの感覚はあまり子供にはわかりません。
そのため大人がしっかりと数字を見て判断をしてあげることが大切です。
ランドセルの重さの標準は1100gが平均なのでそれよりも軽いか思いかで判断をしましょう。
子供の体格にもよりますが1100gほどのランドセルであれば皆背負うことができます。
また、素材の欄でもお話をしましたが素材によって重さが変化するので素材と合わせて選ぶようにしてくださいね。
軽い | 普通 | 重い |
1000g以下 | 1100g | 1200g以上 |
これくらいがランドセルの重さの目安です。
保証内容
ランドセルはもともと丈夫に作られているのでそうそう壊れたり不備起こすことはありません。
ただ、あまりにもヤンチャな子供であったり、ランドセルに不備があり壊れてしまうこともあります。
ありえないことをするのが子供ですからね
そんな時に役立つのが保証です。
優良なメーカーであれば6年間無償で修理をしてくれます。
気を付けておいていただきたいのが「6年間修理保証」と「無償」のワードがない場合。
この場合はしっかりと料金がかかってしまうので気を付けましょう。
購入前にしっかりと保証内容をチェックしておくと良いですね。
価格
いくら子供が気に入っても、親がいいランドセルだと判断をしていてもランドセルが予算の範囲外では購入することができません。
当たり前ですが入学にはいろいろお金がかかるので予算の範囲内でランドセルを購入するようにしましょう。
ちなみに、
http://www.randoseru.gr.jp/graph/
価格の目安は53600円が平均となっています。購入の際の参考にしてみてくださいね。
販売開始時期
カタログをみて決めるとよくありがちなのですが、限定商品などは開始時期がとても早かったり、そもそもの販売している数に限りがある場合があります。
入学前年の4〜6月が新作モデルが発売される目安になるので新作モデルの購入を検討している場合は早めにチェックをしておきましょう。
ちなみにですが、
http://www.randoseru.gr.jp/graph/
購入時期は初夏〜夏ごろが最盛期となっています。年々ランドセルの購入時期が早まっているため注意しましょう。
親と子供がチェックして選ぶポイント
以上でランドセルの候補は大体絞ることができるはずです。
その後は親と子供の意見をすり合わせてランドセルを選びましょう。
実際に背負ってみて確認
ランドセルが決まったら実際に背負ってみて背負いやすさを確認しましょう。
- 背カン(ランドセルの肩ベルトの付け根)が背中から離れていないか
- ランドセルが体にフィットしているか(背中の設置面積が多いか)
- 頭から足が一直線になっているか(反っている、猫背になっている場合は背負いにくい)
大人は背負った際にここをチェックすると良いです。
希望と現実をすり合わせる
子供が求める「希望」と、大人が求める「現実」はかけ離れているものです。例えば
- 子供が欲しいランドセルが高すぎる
- 色が派手すぎて飽きるのが目に見えてる
などですね、この部分をすり合わせることが大切です。
購入するのは大人なので、最終的には大人の判断に貼ってしまいますが、
- 子供が欲しいランドセルが高すぎる
→同じようなデザインのランドセルで値段が安いものはないか - 色が派手すぎて飽きるのが目に見えてる
→無難な色にしておいて派手な色をステッチなどのワンポイントで入れる
など否定するだけではなく子供の意見も取り入れてあげないと納得して使ってくれません。
納得して買わないと雑にランドセルを扱って最悪の場合壊れて書い直しなんてこともあります。
ランドセルの選び方のまとめ
今回はランドセル選びをする上で大切なポイントをご紹介しました。
是非今回ご紹介したポイントに気を付けてランドセルを選んでみましょう。
ランドセルを最終的に使うのは子供です。6年間子供がランドセルを使うということを考えて選んであげましょう。
大人が選ぶ基準とするような重さや値段などを考えることも大事なのですが、最終的には子供がそのランドセルが
「欲しい」のか「欲しくない」
のかによって最終的に購入するのかが決まるはず。
まずは子供の意見を大切に、大人の意見は補助くらいの気持ちで選ぶとランドセル選びに成功しますよ。
では厳選したおすすめランドセルをチェックしてみましょう!